電磁気学教科書のご紹介

ホームページもオープン以来1ヶ月余が過ぎました。
そろそろコラムの話題も掲載していきたいと思います。

当社の事業の柱のひとつである加速器メンテナンスの基盤となる技術は、
原子核物理、機械工学、電気工学、放射線取扱い、
真空、電源、制御
等多岐にわたりますが、
最も重要な技術のひとつは電磁気です。

 

電子加速器、陽子加速器、X線発生装置、中性子発生装置等の設計、
製作の根幹となる技術は、
18世紀以降に急速に進展した電磁気学です。

 

クーロン,アンペール,オーム,ファラデー,ガウス,マックスウェル等の
巨人の電磁気学への貢献により、
我々現代人は電磁気に囲まれた豊かな生活を享受できるようになりました。

 

電磁気を学ぶ学生や既に大学、研究所、企業で
加速器、X線、放射線を取り扱っている研究者、技術者にとって、
電磁気の教科書は数多ありますが、
今回ご紹介する教科書は、当社パートナーの山本昌志氏の講義ノート

http://www.yamamo10.jp/yamamoto/lecture/2007/p1/を参照下さい)です。

 

山本氏は、2003年から5年間、秋田工業高等専門学校で教鞭をとられ、
電磁気学の講義を担当されました。
その時にお使いになった講義ノート(計15回)は、
初心者向けに書かれています。

 

また、初めの5回分に、電磁気学の基本となるベクトル解析について、
丁寧に講義されている点が、これまでの教科書にはなかった大きな特徴です。

早くどこかの出版社で刊行して頂くことを願っておりますが、
電磁気学に興味のある方は、是非一度アクセスしてみて下さい。

 

山本昌志氏の講義ノート
http://www.yamamo10.jp/yamamoto/lecture/2007/p1/